「メールマガジン」「ダイレクトメール」というような、メール配信に関連するようなことばがたくさんあふれています。どれも同じだとは思っていませんか。メールマーケティングにも種類がいくつかございます。メールマーケティングの大きな定義とその種類についてご紹介いたします。

目次
>「メールマーケティング」とは
>これからのメールマーケティング
>メールマーケティングの手法5つ
>まとめ
>「メールマーケティング」とは
メールマーケティングとはマーケティング施策のひとつで、メール配信を通じてユーザーにアプローチし、コミュニケーションを図って、コンバージョン達成へとつなげるマーケティング手法です。
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「マーケティング」の目的を正しく理解できていますか?
いままでのメールマガジンをご想像される方も多いかと思いますが、単一的な情報を発信するメールマガジンは、現在のニーズ多様化社会において次第に淘汰されてきました。みなさんも何かしらメールで情報を受け取っておられると思いますので、効果が全くないということではございません。多様化においてユーザー側が情報を取捨選択できる環境になってきたと言えます。
>これからのメールマーケティング
そこで、メールマガジンに変わるように別のメール配信の方法がとられるようになってきています。それはユーザーが求める情報を的確に届けるための方法です。特定の情報が必要な人に、必要なタイミングで、必要な分を提供するようなメールマーケティングです。ひとりひとりにマッチした情報を提供し、商品を購入してもらう(ユーザーを育てる)ような考え方がベースにある手法です。
>メールマーケティングの手法5つ
特徴と違いをご紹介します。
■メールマガジン
>全顧客を対象に同じ情報を配信する方法
情報の内容や発信するタイミングは毎度手動で発信者が設定することが基本となります。セール・キャンペーンの告知、セミナーの案内等に使われることが多い手法です。
■ターゲティングメール
>ユーザーの中から特定の属性を持つ人を対象に限定して配信する方法
ユーザーから取得している情報(職種・業種・年齢 等々)の属性を指定し、その属性にマッチする情報を発信します。受け取る側にとっても情報の無駄を感じさせることがないのが特徴です。メリットとしてはメール受信を解除される心配が減ることが挙げられます。
■ステップメール
>資料請求等登録ユーザーの行動を起点とし設計したシナリオに沿ってメールを配信する方法
設計したシナリオ通りにメール配信を自動化する手法です。購入行動までのシナリオが確立している場合は工数削減を伴いながらユーザーを育成することができますので、育成効果におけるパフォーマンスがいい手法だと言えます。ちなみに、シナリオ設計ではカスタマージャーニーマップを作ると有効でしょう。
■シナリオメール
>ユーザーの行動を起点として事前に設定されたメールを配信する方法
前述のステップメールは時間軸での起点がメインとなりますが、シナリオメールは起点の日付に加えて、開封・クリックというユーザーの反応やサイト訪問のようなユーザーの行動を合わせたメール配信が可能です。ユーザーニーズによりフィットするコミュニケーションを実現できる手法だと言えます。
■リターゲティングメール
>ユーザーの特定行動を起点としメールを配信する方法
ステップメール/シナリオメールとも似ていますが、「A商品を閲覧したユーザーに対してA商品専用お掃除商品情報を配信」というような関連情報の案内や、「B商品サンプルを取り寄せしたユーザーに対してB商品割引クーポンを配信」という購入をアシストするような案内を送ることを指します。商品に関心を持ちながら購入に至らなかったユーザーへの特別案内を発信し、購入を後押しするような効果が期待できます。
>まとめ
以上「メールマーケティング」についてご紹介して参りました。「メールマガジン」や「DM」と一括りにされがちですが、顧客を購買行動へ誘導する手法がいくつもあることをご理解いただけると幸いです。
メールマーケティングにご興味をお持ちのはこちらのDX推進資料やマーケティングオートメーション関連資料をご覧ください。